算数や国語で、勉強したことをすぐに忘れてしまいます。

覚えたことをすぐに忘れてしまうと、どうなる?

算数や国語において、勉強したことを忘れてしまうと、「せっかく時間をかけてやったことが、身に付いていない。」ということになってしまいます。

そうすると、なかなか先に進むことができないので、模擬テストや入試本番までに間に合わなかったり、身に付いていない状態で進んでゆくので、後で大量の積み残しを勉強し直さなくなったりしますね。

覚えたことをすぐに忘れてしまう理由とは?

なぜ、このような状態になってしまうのでしょうか?

いくつか大きな理由がありますが、そのうちの1つは、「ポイント(抽象的なまとめ)と具体例・具体的な問題がリンクしていない。」ということです。

これらがリンクしていないと、バラバラな知識をただただ詰め込んだ状態となるため、勉強したことを片っ端から忘れていってしまう事態となるのです。

算数と国語において、覚えたことを忘れないようにする方法

では、どのようにすれば、ポイントと具体例がリンクするようになるのでしょうか?

方法1

「具体例を見たときに、ポイントを思い出せるようにする。」

これができるようにするためには、例題・類題演習をする際に、ポイントを思い出しながらやるとよいでしょう。

その際、あまり欲張らずに、1つの問題につきポイントは1つと決めておき、1つが身に付いたらまた次の1つに進むようにしましょう。

方法2

「ポイントを見たときに、具体例を思い出せるようにする」

これができるようになるためには、「何が基本で何が応用なのか?」が分かっている必要があります。

そのためには、「簡単な問題から難しい問題へという順序を守ること」と、「簡単な問題・基礎的な問題を定着させることに8割の時間をかけるようにすること」が大切です。

以上2点をしっかり実行してゆくことにより、算数・国語において勉強したことをすぐに忘れてしまうことは少なくなり、勉強したことを定着させられるようになるでしょう。

さらに詳しく勉強の仕方を知りたい場合は、こちらです。

可能性を全開にする!Part1

 

僕は、「今まさにこの瞬間、この人の可能性が引き出された!」と感じたとき、思わず涙ぐんでしまいます。感動して、胸がいっぱいになるからです。

今日、これを感じたのは、小学生(M子ちゃんとします。)の算数を見ているときでした。
M子ちゃんは、いわゆる「甘えたがりの子」で、授業中の態度も悪いときがあったので、何度か厳しく言ってきました。
そのたびに僕は、「言い過ぎたかな?伝わらなかったらどうしよう。」と後悔したり不安に思ったりしながらも、
「いや。まずは俺自身が心地良いこと。納得できること。そして、この子のため、と思うこと。この子が本当は望んでいること。それらを全て考えて、バランスの良い着地点を考えよう。最悪、今は伝わらなくたっていい。いつか伝わるときがきっと来るはずだから。」
と、自分自身を励まし、その子の幸せをイメージングし、祈ります。
そうすると、「今回こそは解約になるかも知れない。」と思ったときでも、ありがたいことに、ちゃんとその子は家庭教師を続けてくれ、私が伝えたかったことをちゃんと受け止めてくれるんです。
そういうとき、「本当にありがとう。」って、心から思います。

先生って、結構つらい思いしてる人、多いんじゃないでしょうか?
親御さんには、「こういう指導お願いします。」ってお願いされ、でもそれは子どもさん本人が望んでいることとはズレていて、しかも自分がしていきたい教育は全然別にあったりする。
「一体どないせぇ、っちゅうねん!」って怒りながら、妻に愚痴を聴いてもらった晩が一体どれほどあったことか。寝不足続きにも関わらず、黙って話を聴いてくれ、的確なメッセージを僕に与えてくれた妻には、感謝してもしきれません。妻は本当に神様だと思います。そして、そんな妻に出会わせてくれた宇宙に心から「ありがとう♪☆」と言いたいです。

1人で生きるなんて、できないんだと思います。僕は少なくとも無理です。
生きていたら、不安にぶち当たる。必ずです。不安にぶち当たったとき、自分自身で全て解決する人もいるのかも知れませんが、僕は無理ですね。
「できなかったらどうしよう。うまくいかなかったらどうしよう。」不安がどんどん出てきます。
でも、話を聴いてくれる人がいたら、本当の僕を見てくれる人がいたら、強くなれます。
僕の場合は、妻ですね。そして、妻と僕が敬愛するKan.さんとマックスです。

こんな僕ですが、普段はむしろ、不安や疑念に負けそうになっている生徒さんたちを勇気づける仕事をしています。
不思議なもんですね。
「自分自身を信じよう!キミならきっとできる。ものすごい可能性があるよ!」って言ってる僕は、うじうじ悩んでたりするんですから(笑)。
でもきっと、こんな僕だからこそ、生徒さんにも伝わるんだと思います。
「どっからどう見ても完全完ぺき。」ミスター・パーフェクトみたいな人の話、ちょっと居心地悪いですから。

僕は、漫画やアニメが大好きですが、その中でも「NARUTO」は格別です。あの漫画はスゴイ!すごすぎる!って思います。
主人公のNARUTOは、僕に似ています。(岸本斉史先生、ごめんなさい。)
いや、似ている部分がある、って言った方が正確ですね。
なんて言うか、もともと嫌われ者。あ、僕の場合、今もか(笑)。
NARUTOはもともと嫌われ者で(少しネタバレありますので、漫画読んでない場合は、この段落読み飛ばしてくださいね。)、劣等感のカタマリなんだけど、夢がデカい。とにかくデカい。あまりにもデカすぎて、周りに信じてもらえない。んで、バカにされたりもする。でも、バカにされながらもがき続けていると、自分を信じてくれる人が現れたり、実は自分自身をちゃんと見守ってくれてる人がいることに気づいたりしてゆく。
だから、強くなってゆく。とてつもなく強く、優しくなってゆく。可能性が全開になる!

僕は、自分自身もだし、自分の周りの人にも、可能性全開になってほしい!
だから、「余計なお世話」をいっぱいしちゃいます。余計なお世話を嫌がる人には、うっとうしがられます。いくら「あなたのため。」って言ったって、そんなこと望んでない人にとっては、うっとうしいだけです。だから、僕の思いが伝わらずに、「2度と会いたくない。」って言われたことも何度もあります。

でも、その「余計なお世話」がちゃんと伝わって、その人の深い部分に届いたときは、本当に喜んでくれて、「ありがとう。」って言ってくださいます。
その瞬間は、やっぱり最高ですね!
それまでに、「こんなことしてて、意味あるのかな?」ってうじうじ悩んで、つらいこと、あきらめたくなること、投げ出したり相手のせいにしたくなったりがいっぱいあったとしても、そんなん全部吹き飛んじゃいます。
オールオッケー!

すべては必然。

みんな最高!オレ、最高!(笑)。

自分の可能性を全開にする!
やっぱ最高ですよ。

 

とっても嬉しいご報告です!

 

昨日、以前家庭教師をさせていただいた生徒さんのお母様から久しぶりにメールが。

なんとそれは、「先生、ご報告が遅くなってしまいましたが、◯◯大学の医学部に合格し、今楽しい学生生活を送っています!」という、とっても嬉しいご報告のメールでした!

受験生の場合、大抵は志望校に合格した時点で家庭教師も「卒業」となる場合が多いのですが、卒業後もこうして報告をしてくださるのは、とっても嬉しいしとってもありがたい気持ちになります。

彼はきっとこれからも、自分らしさ全開で真っすぐ自分の道を進んでゆかれることと思います。

素晴らしいです。とってもワクワクします。

これからも、「その子がその子らしく、その子自身の道を歩んでゆく」お手伝い、してゆきたいと思います!

中学受験の難しさとは?

 

中学受験につき、分かっていない方があまりにも多いので、少し書いてゆきたいと思います。

「中学入試は、学力を伸ばしさえすれば合格できる。」と思っている方が結構いらっしゃいますが、それは不可能なことを目指していることになります。

どうしてか?

人間は、ロボットではありません。
感情もあれば思考もあるし、好不調もある。

大人もそうだし、ましてや子どもなら、なおさらです。

「勉強をやりなさい。」という親の言うことをずっと聞いていた子が、ある日突然、ムスッとした顔で(笑)、

「僕、勉強したくない。」と言い出したりする。

そこで親は、「え⁉︎どうしたの⁉︎勉強やるって言ったじゃない。言うことを聞きなさい。」

とゴリ押ししようとしたりする。

いやいや(笑)。

親の言うことを黙ってきいていた息子さん(娘さん)は、過去の人間です。

今、目の前にいるお子さんを見つめてみてください。

そうすれば、もう親の言うことを素直に聞くような時期は過ぎ去ってしまったことに気づくことでしょう。

そこで、親は焦り出します。

「どうしよう。入試は近づいてきたのに、これまでこんなに頑張ってきたのに、あの子は、もう勉強をやらないと言っている。どうしよう…」

大丈夫です。

実は、今息子さん(娘さん)は、合格に近づいているんです。

「いや、でも、勉強しないって言ってるから…」

だからこそ、です。

したくないことは、したくない。
それをハッキリと言えることは、自立への第一歩です。

「いや、でも、ちゃんと勉強して、ちゃんと親の言うことも聞いてくれないと…」

お母さん、あなたが不安になる。
そうおっしゃりたいのではないですか?

親の不安はどこまでも、くっついて来ます。
それは、成績が良い子でも、いや、成績が安定しているお子さんの親御さんほど、当てはまることです。

だから、まずはその不安を手放せるよう、ある事実を知ってください。

それは、
「受験前にちゃんと反抗期を迎えられたお子さんほど、ちゃんと中学入試で合格してゆける。」
という事実です。

親の言うことを聞いているだけではなく、自ら考えられる力。それこそが合格への原動力となります。

そこをすっ飛ばして、自ら考えることをせず、ただただ親の言うことだけを聞いて成績を伸ばすことしかして来なかった子は、入試直前に、大きな壁にぶち当たったりします。

何か正体不明の、どんよりした感じ。

それが合格を阻みます。最後の最後の踏ん張りがききません。自らの入試が持つ意味が、合格することの先が、見えてきません。

そしてそのまま、入試会場に向かうことになります。

そうではなくて、たとえ大変な思い・嫌な思い・辛い経験を、親子ともにいっぱいすることになったとしても、ちゃんと思いをぶつけ合う。お互いの感じていること・考えていることをちゃんと伝え合う。

そういうことをやって来たお子さんは、本番でものすごい力を発揮します。

大人が感動するぐらいの成長を見せてくれます。

そういう子は、指導しているとわかります。

「あぁ、変わったな。本気になったな。自立したな。もう大丈夫だな。」

そう思えた子は、間違いなく合格します。

だから、どうか「中学受験の難しさ。醍醐味」がどこにあるのか、ということをもう一度見つめ直してみてください。そうすれば、合格への道を一歩踏み出したことになります。

子どもをコントロールしようとする親

 

こんな方がいらっしゃったりします。

「うちの子、勉強しないので、うまくご褒美を与えて、何とか気持ちが勉強に向くように…」

このように思っていらっしゃる方は、自分自身が実は大きな代償を払っていることに気づいていません。

「◯◯をあげるから、◯◯をしなさい。」

人間は犬ではありません。
誰か他人の条件付けによって、自分以外の人間のコントロールによって何かをする、そんな風にはできていません。

親の言うことを子どもが聞くのだとしたら、そこには必ず理由があります。

「そうすることが、楽しいから。幸せにつながるから。成長できるから。」

いろんな理由があることでしょう。

その理由こそが行動を促す原動力であり、継続してゆくモティベーションとなってゆくはずです。

それさえあればいいはずなのに、なぜ、「ニンジン」をぶら下げる必要があるのでしょうか?

それは、子どもさんの本当の気持ちを確かめたとしたなら、親の期待が裏切られる、そう思っているからではないですか?

だから、肝心の部分からは目を背けさせ、ごまかしのニンジンをぶら下げる必要が出てくる。

子どもの人格を、子どもの人間性を無視し、大人の好きなようにコントロールしようとすれば、必ず後で大きなツケを払わされることになることでしょう。

それは、人間は人間だからです。

動物でもなければ、ロボットでもない。

いや、動物だって、ロボットだって、その存在には敬意を払うべきでしょう。

動物や植物、この地球に住む生命体にはそれぞれの存在意義があり、それぞれの「生きる理由」があります。

人間においてもそれは同様です。

個々人が生まれてきた意味。理由。存在価値。

そこの部分にしっかりと触れてゆけば、自ずと道は定まってきます。

我々大人にできることは、その道筋を見つける手伝いをしてあげること。

ちゃんと子どもたち自身の気持ちを確かめた上で、納得して進めてゆくこと。

そこで見えてくる世界は、ニンジンぶら下げ方式の世界とは、全く違うものになるはずです。

どちらを選択するか。

それは、私たち大人1人1人にかかっている。

私はそう信じています。