合格できる人、できない人
入試結果
今年も無事に、私の生徒たちの中学受験・大学受験・専門学校受験が終わりました。
合格おめでとう☆♪
【中学受験】
清風南海中学校(スーパー特進、B日程)
愛光中学校
大阪教育大学附属天王寺中学校
奈良学園中学校
奈良女子大学附属中学校
土佐塾中学校
【大学受験】
白鳳女子短期大学
【専門学校受験】
奈良医師会看護専門学校
なぜ「彼女」は合格でき、「彼」は合格できなかったのか
今年度は、5人の受験生の家庭教師をさせていただきました。
そのうち4人は、第一志望校に合格。
残りの1人は、第一志望校には合格できませんでした。かなり悔しく、残念な思いをすることとなりました。彼にはぜひ、この挫折経験をバネに、中学校・高校と自らの目標・夢を叶えていってほしいと思います。
さて、どうして、5人のうち4人は第一志望校に合格し、うち1人は残念ながら第一志望校に合格できなかったのでしょうか?
第一志望校に合格する人と合格しない人との間には、何か違いがあるのでしょうか?
たまたま?
運?
もちろん、それもあったかもしれません。
入試において「運を味方につけられるかどうか」は、非常に重要なことです。
どんなに実力があっても、運に見放されば残念な結果となることもありますし、
逆に、実力はそれほどでなくても、運を引き寄せられれば、例えば、苦手な科目の難易度がたまたま下がっていて、解きやすくなっていたりすれば、自分の実力以上の力を出し、合格できたりもします。
運の他にはないのでしょうか?
以下にまとめてみたいと思います。
第一志望校に合格できる人の共通点
① 謙虚に人の話を聴くことができる
これは最も大切な資質かもしれません。
教師の言うこと、教わったことを素直に受け止めて、大変だと思うことも、愚直に実践し続ける。
結果が出ないことが続いても、とにかく教師の言うことを信じ、結果が出るまでやり続ける。そうすれば、ある日突然、ぽっと結果が出る。
② 親に対する感謝の気持ちを忘れない
感謝の気持ち。これは全宇宙の中で最強の感情です。
ありがたい。
勉強させていただけることは、ありがたい。
ありがとう。
いつも励ましてくれて、支えてくれてありがとう。
こういう気持ちを持てていれば、勉強に身が入り、入試本番でも実力を出し切ることができます。
③ 絶対に油断せず、絶対にあきらめない。
油断しない。
「だいぶ力がついてきた。」
そういう状況でこそ、さらに合格を確実にするために、もっと力をつけようとする。
自分の力を過大評価しない。
「いくらやっても、まだ不安だ。」
そういうときこそ、もう一度自分を奮い立たせせる。
絶対に絶対に、最後まであきらめない。
そして、結果を出す。
第一志望校に合格できない人の共通点
① 謙虚さをもって人の話を聴くことができない
どんなに優秀で力・実績のある教師に教わったとしても、その教師の言っていることを、謙虚に素直に受け止めることができないなら、その指導は徒労に終わることでしょう。
「自分は力がある。」
そのように自信を持つこと自体は大事なことです。
しかし、経験豊富な教師から見て、足りない点、できていないところがあり、それを指摘されているにも関わらず、「いや。僕はちゃんとできているはずなんだから、うるさいことを言わないでくれ。」という頑固な姿勢のままでいると、失敗します。
せっかくの学び・気づきのチャンスをみすみす逃すことになってしまうからです。
特に「入試直前」という時期は、それまでの指導の集大成ともいうべき時期であり、その分、教師のアドバイスも、ピンポイントで効果的・実戦的なものとなります。
ですから、この時期のアドバイスは、たとえ耳が痛い、突き刺さるアドバイスであったとしても
いや、だからこそ、しっかり受け止めた上で、自分の中で消化する必要があるのです。
②親に対する感謝の気持ちを忘れてしまっている。
「中学受験は、お母さんの力が80%」とも言われるぐらい、子ども本人の力もそうですが、やはりお母さん・お父さんの力が鍵となります。
ところが、成績が上がってくると特にそうですが、
「頑張って勉強したのは僕/私なんだから、エラいのは僕/私。」
という勘違いにハマり込む場合があります。
こういう場合、残念ながら入試本番では力を出し切らずに終わってしまうことが多いです。
こういうパターンにハマり込んでしまっているお子さんを入試直前から担当した場合、
できる限り「感謝心の大切さ」を伝えようとはしますが、なかなか伝わずに終わることが多いです。
なぜなら、ただでさえ入試直前の時間がない時期に、一見入試とは関係なさそうな「感謝心」の話をし出したとしたら、
「先生、そんなこと、分かり切ってるから、早く勉強の話してよ。」
というふうになってしまうからです。
しかも、入試直前に家庭教師を始めたばかりで、信頼関係を築く時間もそこそこに「感謝心の大切さ」の話をしているわけですから、
「なんで出会ったばっかりのあなたにそんなこと言われないといけないんですか?」(笑)
となるのは仕方ないことだと思います。
③「あともう少し」というところで、油断したりあきらめたりする。
赤本などを用いた過去問演習は、入試直前まで、場合によっては入試前日までやったりするわけですが、
当然、思うような点が取れないこともあります。
そのときに、
「これは本番じゃない。練習なんだ。本番で最高のパフォーマンスをするために必要なことを学び身につけきるためにやっていることなんだ。」
ということにいかに気づいていられるか。
これはとっても大事なことです。
ここで、狼狽えてすっかり自信を失ってしまったり、もう半分あきらめて投げるような状態になってしまっては、絶対にダメです。
また逆に、点数が良かったからといってぬか喜びしてしまったり、まだ押さえるべきポイントがあるのにそれを疎かにしてしまったりするのも、いけません。
点数が悪かろうが良かろうが、
「練習は練習。
本番で結果を出すことが大事なのだ。」
ということを肝に銘じておくことは、何よりも大切なことであると言うことができるでしょう。
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