5.考える力をつける勉強法。ゴールデンルートにいたる5つの出発点とは。

 

(1)学校

受験生こそ、学校の勉強をしろ!

これは私がよく受験生の生徒に対して言っていることです。

例えば、大学受験をする子の場合。現代文で国公立大学の入試問題、理由説明の問題などを解いているとき。「この問題はどうやって考えていったらいいか、説明してみて。」と言うと、大抵の子は小難しいことから順に説明しようとします。

ところが、その問題のポイント・考え方の出発点は、そんな小難しいところにはないんですね。そこで、「もっと簡単に考えてみて。基本に立ち返って。」とヒントを出してみます。それでも、やはり分からない。そこでさらに、「いちばん大事なことは、小学校の時に、学校で習っているよ。」とヒントを出してみる。それでも分からなかったりするので、「じゃあ、答えを説明してみようか。」と、説明すると…「なあんだ、そんなことだったのか。」ということになったりします。

そうなんです。大学受験の問題を解いているときに、「小学校の時に学校で習ったことが使えていない。」という事実。ここに立ち戻らないといけません。この時に、「そんなこと、分かってるよ。」となってしまうのではなく、「うわあ、こんなことすらできていなかった。」という自覚を持てる子は、伸びます。

同じことは、高校生の数学についても言えます。例えば場合の数。理解が不十分な問題についてやり直しをしているとき。「この問題、解答を見ながらでもいいから、解き方を説明してみて。」と言って説明してもらうと、まず前提となる中学数学。その理解がないことが判明したりする。で、その中学数学の内容を説明していると、今度は小学校の算数の理解がないことも判明する。

そうすると、高校数学の問題解説のために、小学校の算数まで遡ることが必要となってきます。これが1つの分野ならまだよいですが、複数分野についてこういう状態になっていると、ホント大変です。「小学校の算数も宿題で出しとくね。」と言うと、生徒は「えええ〜!?先生、それだけは勘弁してください。」と、懇願してくるような目になったりもしますが、無視します(笑)。だって、実力つかないで泣くことになるのが、いちばん辛いでしうから。そういう風に説明すると、大抵の子は納得してくれますね。

 

(2)塾

少人数指導だからこそできること。

塾の使い方。「第3の使い方」とはいったい何か?

(3)家庭教師

インプットとアウトプット。家庭教師の存在意義について。

どうして家庭教師の授業を受けるのか。この理由は、授業が進んでゆくにつれて、また自分自身の実力がUPしてゆくにつれて変化してゆくものですが、まず最初の段階で考えておくことも大切ですね。

例えば、苦手科目を克服したいという場合、どうして家庭教師なのか?

それは、「その形がいちばん力がつくから。」ですね。では、苦手科目を克服するということにおいて、家庭教師が有効である理由は?

自分の苦手な部分をピンポイントで、深いレベルで見てゆけるから。そして、出てきたポイントにつき、適切な質問とヒントにより段階的に徹底してアウトプットしてゆけるから、です。

「問いに答える」ということ。「考える力」を引き出すための魔法の方法とは。

この指導方法を私は「3STEPティーチング」と呼んでいます。「見る。問う。理解する。」

まず、教師がまず生徒の状態をしっかりと見て、どのあたりがポイントなのかを把握してゆきます。次に、それをもとに「今、この子にとってベストだと思われる聞き方」で質問をします。すると、生徒はその質問内容につき自分の頭で考え答えを出す。生徒がどうしても答えを出すことができない場合は、教師がヒントを段階的に出すことにより、徹底的に考える体験をしてもらいます。そうすると、徐々に徐々に、自分が理解できていなかったことが明らかになってきて、より深くより実践的な形で理解することができる。

このようなプロセスを経ると、単に教師が教科内容を説明する場合とは比べものにならないぐらい、生徒自身の「考える力」が引き出され、育ってゆくこととなります。

自分に合った家庭教師を見つけるための5つのポイント

(4)個人セッション

「他人を通して、自分自身を見つめる。」

見えなかったことが、見えてくるようになる。

可能性を引き出し、全開になる。

「自分の頭で考える」未来へ

(5)自学自習

問いを発する。自分で答える。